伊豆の木で家を建てる会 (健康な暮らしと環境のための情報誌)
【山林が手入れされず荒廃している】
1.やすらぎをもたらす木の空間    2.学校でも見直される木
3.健康で安全な木造建築    4.木の家は地球温暖化を防ぐ
5.国内外の木材の現状と地球温暖化    6.国産材はすぐれている
7.屋内外の空気汚染の歴史    8.シックハウス症候群
9.地元の杉・桧を使った木と土の家に住む(天城の家)   10.国産材(杉・桧)と土で家を建てる!
11.国産材(杉・桧)で建てる家は高いのか?

家族の健康と環境に優しい住宅を建てるために知っておきたい知識!

 

1.やすらぎをもたらす木の空間

木の作り出す空間が、人間にとって優しい、心安らぐものであることは、
多くの方が認められるでしょう。
木の肌は、触れると温もりと優しさを感じさせます。

これは木の中にたくさんの孔があり、空気が含まれていて、断熱性があるからです。
また木材の基礎になっている物質(セルロースなど)は適度な吸湿性をもっていて、
皮膚の水分を吸収しますので、ビニールや金属のようにべたべた、
ぬるぬるする感じがありません。

室内の空気が湿っている時には水分を吸収し、乾いている時には放出することで、
湿度の調節機能も持っています。  視覚的にも木は優しさを作り出します。

一つ一つが異なった木目や節は「自然の揺らぎ」として人間の目に心地よい
刺激となります。
光の乱反射を抑えて、やわらかな明るさを作り出す効果も持っています。
反射を抑える点では音も同様です。

マンションのようにコンクリートにビニールクロスを貼った部屋では、
音は反射して室内に響きます。
このため、耳は無意識のうちに様々な音にさらされ、脳が疲労します。
木材は表面の凹凸と弾力性によって音を吸収し、やすらかな空間を作り出します。

ヒノキやスギの香りの心地よさは言うまでもありません。
木の香りは、嗅覚器官を通じて人の脳に働きかけ、α波を発生しやすくさせると
言われています。

このように木は、人間の感覚を癒し、甦らせ、心身の力を高める効果を持っています。
騒音、電磁波、化学物質にあふれた現代の環境で、疲れて鈍くなった人間の五感を、
自然に生まれ育った木の力が癒し、心も体もリフレッシュさせてくれるのです。