伊豆の木で家を建てる会 (健康な暮らしと環境のための情報誌)
【山林が手入れされず荒廃している】
1.やすらぎをもたらす木の空間    2.学校でも見直される木
3.健康で安全な木造建築    4.木の家は地球温暖化を防ぐ
5.国内外の木材の現状と地球温暖化    6.国産材はすぐれている
7.屋内外の空気汚染の歴史    8.シックハウス症候群
9.地元の杉・桧を使った木と土の家に住む(天城の家)   10.国産材(杉・桧)と土で家を建てる!
11.国産材(杉・桧)で建てる家は高いのか?

家族の健康と環境に優しい住宅を建てるために知っておきたい知識!

 

2.学校でも見直される木

シックハウス症候群の問題もあって、近年、学校の校舎を木造に戻そうという動きが
広まっています。

昭和六十年度から文部省(現・文部科学省)が木造学校施設の建設を推進するように
なったこともあり、平成十二年度には公立学校で八十七校、七万平方メートルの
木造施設が整備されています。

特に周囲に山林をもつ町村が、自分達の町村のシンボルとして、
地元の山から出る木材で校舎を建てる試みは多くなっています。

また、机や椅子を木製にすることにより、授業中の子供の態度に「物事に熱心になった」
「だるそうでなくなった」などの良い変化が現れたという調査もあります。

森林浴のように、木の香りをかいで、気持ちが落ち着きリラックスできた経験は
皆さんにもあると思います。